幼児英語批判について 国産バイリンガルのブログと林修氏の紗栄子さん批判

公開日:  最終更新日:2018/06/10

国産バイリンガルのブログと幼児英語批判

去年の夏に子ども英語のサイトを始めた頃の話です。

ブロガーの「Noneさんのお母さん」などが、国産バイリンガルのブログと論戦を繰り広げていました。

子ども英語をするのに、赤ちゃんや幼児を英語漬けにすると学力が落ちる周りの子の経験から、そのリスクを説明されていたようです。ブログランキング上位にいると目立つため、他の人が真似するリスクが高いのも良くないと。

うちもディズニーチャンネルとか、カートゥーンネットワークだったんだけどね

国産バイリンガルのブログと私のサイトの記事

その国産バイリンガルの方法を批判する際に、私が書いた記事を紹介してくれていました。

バイリンガルと学力、教育の一貫性、そしてセミリンガルの話

この記事はイギリスでの移民の英語教育の事情から、やり過ぎの幼児英語の問題点を説明したものです。そして間もなく、その国産バイリンガルのブログは消滅

残念ながら、私はすべて後で知ったため、コメントやそのブログでどのような論戦がされていたのか、詳しい内容はわかりません。何人かの方の論戦だったようなのですが、残っているNoneさんのお母さんのブログでその一端が垣間見れる程度です。

 

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国産バイリンガルのブログについての私感

私もランキングなどで見て、国産バイリンガルのブログの存在は知ってはいました。幼児のうちから英語をすることは、欧米でも普通ですし、これからの子どもに必要だと思います。

ただ、タイトルからおそらく「やり過ぎ幼児英語タイプ」だろうなと思って中身も見ていませんでした。

幼児英語の程度と批判

学力が落ちるおそれがあるやり過ぎの幼児英語日本人の言葉の鎖国(幼児英語やらな過ぎ)と同様に問題だと思っています。

合わせて「高額な幼児英語教材セット」も日本で幼児英語のイメージを悪くしていると思いますが。

日本の言語政策と日常の言葉の鎖国、グローバル化

国産バイリンガルのブログと自己責任、社会的責任

ただ、ブログは個人的に書いているものならば、どんな「やり過ぎ幼児英語」でも、それぞれの自由で、後に子どもの学力に問題が出ても自己責任だと思います。

しかし、ブログのランキング上位になり、ビュー数が増えてブログの影響力が大きくなってきたのなら、少なからぬ社会的責任も出てきたということでしょう。

このブログを見て「やり過ぎ幼児英語」を真似する人が増え、将来、学力を落とす子が増えるリスクがあるなら、批判が出てくるのは当然かと思います。

子ども英語の方法についての論戦

国産バイリンガルのブログに意見をきちんと話したブロガーさんは、良識ある方だったのではと思います。批判は大変疲れるので、私は存在を知りながらスルーしていましたが、逃げずに対峙されていて尊敬します。

また、国産バイリンガルのブログに書いていた方も、自信を持ってしていた自分の子育てが有名になったために批判されて、社会的責任論になることは辛かったと思います。割に合わない有名税かもしれません。

ブログが消えてしまって今後の方にやり過ぎの幼児英語の警鐘がわからないのは残念ですが、幼児英語のきちんとした論戦は今後の英語教育を変えていく力になると思います。

林修さんの幼児英語批判

ところで、東大卒の講師で「今でしょ」で有名な林修さんが、少し前に、「紗栄子さんが子どもに1歳終わりから幼児英語をしていた」ことについて批判していました。子ども英語が大きな話題になるのはいいのですが、この件は、国産バイリンガルのブログとは違っています。

紗栄子さんの幼児英語と教育方針

紗栄子さんは、小学校から英語で教育する学校に入れているので、幼児期から子どもたちを英語漬けにしていても、全く問題ないと思います。

例えば、日本語の学校に入る子には、幼児から日本語で話しかけて日本語の絵本を読み聞かせていても問題がありません。むしろ日本語の教育をしていく子には幼児期に日本語の基礎が必要です。

紗栄子さんのお子さんは、英語で教育する方針なので、教育言語が日本語ではなく英語になっただけです。少子高齢化で尻すぼみの日本から子どもを出したので、英語で一貫教育できる財力があるならむしろ賢明な選択かもしれません。やり過ぎの幼児英語が学力に影響するというのは、通常、教育言語が英語ではないからです。

高学歴の親は本当に幼児英語をしないのか

東大卒の親は幼児英語なんてしていないと林さんはおっしゃっていますが、どんな母集団の話かが疑問です。

また、彼は52才なので、彼の言う東大卒の親というのは、20年以上前に幼児の子育てをされていた方の話かもしれません。

現代における世界の先進国での多言語化

今の東大、京大や海外の上位大学卒業の親の英語の方針について広く調査してみると結果は大きく異なるかと思います。少なくとも私の周りの東大、京大などの高学歴の親は、子どもに英語、多言語をしている例が多々あります。

さらに、日本だけでなく、ドイツやフランスなどの世界の先進国の高学歴の親の幼児英語教育の例も合わせて考えてみてはどうでしょうか。幼児から外国語のテレビを見るのは欧米では普通です。

世界の先進国では今、多言語主義が進み、言語政策は重要な国家戦略になっています。

日本の言葉の鎖国状態と幼児英語批判

紗栄子さんの場合は「子どもを小学生から留学させているセレブ」という羨ましい面がある話題なので、有名人による批判が注目されるのも仕方ないとは思います。

しかし、林さんは子ども英語教育の専門家ではなく、根拠もとても薄い低レベルの幼児英語批判でしかありません。にもかかわらず、この批判が大きく共感されてしまうのは、日本が言葉の鎖国状態だからです。

欧米では、林さんの幼児英語批判は見向きもされないか、もしくは日本の言葉の鎖国度合を嘲笑する記事になるでしょうか。

幼児英語の程度と教育、時期

子どもは幼児、小学生と「成長するにつれ忙しくなる」ため、小さなうちに英語に触れさせるのは理にかなっています。

もちろん、将来、普通に日本語で教育するならセミリンガルのリスクがあるので「5歳未満に英語漬け」は避けるべきです。

現代の子どもたちには、極端な幼児英語のやり過ぎでも、日本語のみの言葉の鎖国でもなく、ほどよいグローバルな言葉の環境を与えてあげられたらいいですね。

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