ランチはキュウリ?イギリスの保育園、小学校事情

公開日:  最終更新日:2018/03/05

今回は英語から少し離れて、読み物としてイギリスの保育園、小学校の事情をお送りします。

1万キロ離れた外国での日本と違う文化、学校編です。学費や校風、英語など真面目な話は別の記事に任せて、気楽なギャップをまとめてみました。

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設備は古いが心は錦

一部の学校以外は基本的に設備は古いようです。イギリスは建物が全般的に古いものを直しながら使うので学校も当然そうなります。

(基本的にこんなレンガの建物が多いロンドン)
日本の綺麗な保育園や学校とは大違いですが、ボロボロでもキリスト教精神からか、子供を大事にする文化はあります。

一部の古くても素敵な大邸宅を校舎にしている私立学校や数百年の歴史ある名門校などには羨望の眼差しが注がれます。ぜひそちらに通いたいところですが、そんな学校に通う方々の桁違いのお金持ちぶりは聞いていると疲れるほどなので、諦めてただのボロボロの校舎を選ぶのが無難です。

ゆるい食文化

ランチタイムの食事はイギリスゆえに簡単なものが多く口に合わないものあるようです。大人も子供も食文化は慣れるのも難しいですよね。食べられるようにお弁当を持っていっている子もいました。

(ハムとチーズはロンドンでも美味しいです。)

夏休みなどの短期コースでなどみんながお弁当やおやつを持参する時は、キュウリ1本の子がいたりするほどです。キュウリはおやつなのかと思えば、お昼ごはんがキュウリなので驚きです。キューカンバーと呼ばれる大きなキュウリですが、OLのダイエットでもなかなかいないヘルシーぶりです。

他にもお昼ごはんはクッキーとポテチ、チョコバーとバナナ辺りも普通なので日本人もお弁当はもっと適当でいい気がしてきます。

移民と様々な宗教

イギリスには移民が多く、現地の小学校の入学待ちとして保育園などに繋ぎでいる子もいます。海外から引っ越したてで入学待ちなど、英語がカタコトな子はいつもいました。

また学校によって受け入れる宗教が決まっています。カソリック何パーセント、無宗教何パーセントというようになっています。油断すると生徒がイスラム系の一派で、ほとんどが目しか出していない子だらけの学校もあるので、行きたい学校や保育園の宗教は必ず確認したほうが良いでしょう。

気の抜けた運動会

一応、保育園でも小学校などでもスポーツデイという運動会の日はありました。と言っても、日本のような一大イベントではなく、親の参観がてらちょっとした競技をする程度です。

運動会の練習も1,2回程度なので基本的に競技はやる気が感じられません。何ヶ月もの準備と丸一日かけてする日本の運動会は誰の為なのかわかりませんが、ないとなると寂しいかもしれません。

そもそも、帰国子女は日本の学校で子供が真っ直ぐに並んで、前を見ていることに驚きます。みんな前を向いている?!と思うようです。北朝鮮の子供が笑顔で集団演技している映像に引くのと同じ感じかもしれません。

個人を大事にするので集団演技や集団での演劇などは、オフステッドと呼ばれる行政側が嫌って学校を指導したりしているお国柄です。ゆるい運動会は個性を重視して団体主義を強制しないようにしている文化が背景にあります。

スポーツは学校外で

学校でも少しは外遊びをしますが、運動はクラブに入ってするサッカー、テニスなどが主になります。サッカーなどは本場のはずなのに、日本から引っ越してきた子供のほうが得意だったりします。

また、とても寒いので水泳も当たり前ではなく、泳げる人は少ないです。保育園ではプールなし、日本人学校でも水泳学習は数えるほどのみです。泳ぎたい人はそれぞれ習いに行きます。基本的にイギリス人にとって海やプールは日焼けするために行くもので泳ぐために行くわけではありません。日焼けするためのデッキチェアの取り合いをしています。

そして、自転車もレジャーなので、乗れない子も普通です。車道を自転車で走る怖さに大人もなかなか乗りません。日本の学校は縄跳びや水泳などをしてくれたり、子供の体力まで気にしてくれたりしますが、世界共通なわけではないようです。

親に厳しい送り迎え事情

小学5年生くらいまでは親が送り迎えする前提で、一人歩きできません。学校も習い事もなのでとても面倒です。小学生なのに!とも思いますが、近所の中学生でもひとりで歩いていて殺されたりするので必死です。

殺されなくても、中学生の一人歩きでお金を取られたり、スマホを取られたりする話は良く聞きます。小学5年生以上でも子供はグループで歩くのをおすすめします。またオムツを買うためにちょっと車を停めて、そこのお店に行っていた5分でも、車内に子供がひとりでいたから親権を果たしていないと警察沙汰になります。

中学生が大人なしで自宅でパーティーをしていて親権を一時停止された例もあるので、法律ではありませんが、大人がいつでも子どもをみているようにかなり気を遣ったほうがよいでしょう。英語でsupervise your childrenと表現します。

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誕生日は誕生日の人がもてなす日

イギリスは特に子供の場合、誕生日の人が周りにケーキなどを振る舞う日になっていました。保育園なら園にケーキを持っていって先生方にお願いしてお祝いしてもらいます。

特に小学校低学年などはクラスの同性全員呼ぶくらいの大きなパーティーを自宅やファミレス、子ども向け施設などでしていました。誕生日には定番の数字の風船を買うと、道行く人がお祝いしてくれたりします。

余談ですが、大人は60,70歳などの節目は大きくお祝いをします。ロンドン内ではそこまでのパーティーを見たことはありませんが、田舎では道を塞いでパーティーをすると聞きました。

クラスの半分を呼ぶ盛大な誕生パーティーは驚きですが、みんなで子供やおばあちゃんの誕生日をお祝いするのは、ちょっとほのぼのします。

おわり

キュウリ1本弁当から、親が辛い送り迎え事情、誕生日会などイギリスの学校の豆知識をお送りしました。駐在妻や親子留学などのSNSを見ると、海外旅行、豪華なフレンチ、派手な誕生日パーティーとか遊び過ぎー!と思う時もあるかもしれません。

でも狭いヨーロッパでの海外旅行は日本での箱根旅行、フランス料理は日本の中華屋さん、誕生日パーティーはみんながする公園遊びくらいです。異なる文化圏に住む水鳥は水面下でものすごく足をバタバタしながら苦労しているかもしれないので暖かく見守ってあげてくださいね。

外国は旅行で行くのは楽しいですが、住むのはとても疲れます。子ども英語をするにも日本でするほうがきっとずっと幸せですよ。

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