日焼け狂騒曲 日焼けとクルーズと欧米人

公開日:  最終更新日:2018/02/09

欧米は日焼け至上主義で、日焼けは南国にバカンスに行けるだけの富の象徴といった欧米の価値観があります。
地中海マルタ ビーチ

というわけで、今回は欧米人と日焼け、クルーズなどについて話してみます。地中海で8日間、北欧で3日間、東欧で日帰り往復などのクルーズの体験から、今回は地中海のクルーズを中心にご紹介します。

(オーストラリアはオゾン層破壊の影響で皮膚がんのリスクが高いことから日焼け防止の意識があります。)

日焼けと欧米人と健康

日照時間が少ない緯度が高いヨーロッパではtanned(タンド/日焼け)は心身ともに健康でいることに必要なことです。日焼けしていないpale(ペール/肌の色が薄い/青白い)のは病気を連想させるもので不健康というイメージになります。

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日焼けは富の象徴

イタリア ヴェネツィア 炎天下

holiday長期休暇に南に日焼けをしに行くというのは富の象徴です。結果、欧米人は短時間でも上着を脱いで日焼けをしようとします。日本の感覚からするとその辺の公園や歩道で上半身裸のイギリス人はやり過ぎに見えます。

ですが、欧米人からすると日傘を差したり、アームカバーをする中国人や日本人などがwired(ウィアード 異様)に見えるようです。

ただ、帽子は普通に使います。またglasses(グラスィズ/サングラス)は大した陽射しがなくても使います。この写真はイタリアのヴェネツィアでこの日は40度近い猛暑なのですが、日傘がほとんどいませんね。

日焼けといえば南国、そしてクルーズ。というわけで、夏のクルーズ旅行は欧米で人気です。クルーズを舞台にしたティーン向けのドラマがあるのでそちらをまずご紹介します。

【スイートライフ】The Suite Life
(Disney)アメリカ子ども英語ドラマ

中高生大人 ドラマコメディ

Disney channel uk Suite life on the deck
スイートライフ動画 1分
アメリカ子ども英語海外ドラマスイートライフ動画1分
スイートライフ動画1分

ホテルに住む歌手の母と双子の男子のコメディドラマ。2005年からディズニーチャンネル発で船生活の続編と合わせて158話。

YouTube Disney channel uk Suite life

参照
スイート・ライフ – Wikipedia

中高生向けのコメディなので船上生活も楽しそうですね。

ではクルーズを詳しくみてみましょう。

欧米とクルーズ 意外と庶民的な旅行パック

大型客船 クルーズ コスタ

日本では高級志向というイメージでも欧米ではファミリー向けというイメージがあります。基本的には
・ホテルを転々としなくても各地を回れる
・食事代とホテル代、移動代込み
・子供は安い

という特徴があり安めのパック旅行といった印象です。写真は庶民派の客船です。下層ではないにしろ、カジュアルな船なので船の設備も客層もサービスもファミレスくらいです。

クルーズは乗るまでが一苦労

クルーズに乗るとき
空港のような船の乗船場所

各国を巡るクルーズでは、パスポートのチェックや大型客船の場合荷物預けなど飛行機のようなチェックイン手続きがあり、2時間から4時間かかることがあります。大型客船は大人数をひとつの船に乗せるにはチェックイン設備が足りていないことが多く、出入りに時間がかかるためです。

高級クルーズは混雑度合もサービスも異なるようです。チェックインが終わって中に入れるとウェルカムイベントなどのサービスなどがあります。

クルーズでは日報をチェック

クルーズの日報
出典 コスタビクトリア号クルーズ
(とても詳しく書いておられる方がいらっしゃいました。)

クルーズは基本的に夏がメインシーズンで南のリゾートエリアに寄港します。冬は寒いし風も強くなり、海も荒れるため安くなります。プランによっては一日どこにも寄港しない日もありますが、船内はイベント盛りだくさんで、一人旅の人も楽しめるように工夫されています。イベントやその日の予定は毎日の日報に書いてあります。

英語だけでなくその船籍の言葉、中国語などの多国語版がある場合もあります。カウンターで入手しましょう。

クルーズの客室は狭い

部屋はバルコニーありなし、窓ありなし、シャワーのみか否か、景色のいい上の階、下の階などで細かく料金設定が分かれています。部屋は一般にとても狭いため、寝に帰るだけで、ほとんどを共有スペースで過ごす前提になっています。(高級ルームの人はバルコニーで楽しく過ごすかもしれません。)

ファミリー向け中級クルーズの客室
ファミリー向けクルーズ船のコスタの客室
これで2人部屋です。写真だとわかりにくいのですが、普通だと一人部屋レベルの狭さです。4人家族だとファミリールームでも狭いので「2人部屋を2つにして片方を窓なしにして荷物置きにする」というのも定番です。

移動メインのクルーズの客室
移動メインの客船クルーズの客室
こちらは移動メインで使ったフィンランドの船です。見るからに狭いですが、4人部屋です。上のベッドが折り畳み式です。ここまでくるとちょっと辛かったです。

クルーズはプールが一番のレジャー

クルーズ船のプール

また船上にはプールがあり、子供たちは水遊びができるようになっています。プールは大きな船でもとても小さく、その代わりに大人が日焼けができるようにデッキスペースが広くとってあります。そしてこのon the deckデッキスペースが一番賑わいます。

大人は日焼けの場所取りに必死

クルーズ船のデッキでは日焼けの場所取り
朝から日焼けのためにデッキチェアの場所取り合戦が繰り広げられています。欧米人は旅行のメインは観光ではなく、日焼けなのです。寄港しても船を下りずにデッキで日焼けだけをしている人もいます。この混み方わかるでしょうか。混んでいるのに集まる彼らの日焼けにかける熱意とクルーズの庶民性がわかるかと思います。

クルーズの夜はショーやカジノでも

クルーズ 客船のショー用のシアター
そこそこ大きな客船には小さなショーができるtheatreシアターがあります。ショーのレベルは船によりますが、カジュアルな客船は素人よりは上手いといったレベルです。何もないよりは旅費に込みになっているので何か観に行くといいでしょう。お客さんが参加できるオーディションで、優勝すると船でショーをするプロになれます!というのもありました。

大きな客船にはドレスコードがある

クルーズ客船のドレスコード
日本ではあまりないドレスコードですが、欧米にはドレスコードを楽しむ文化があります。ドレスコードの明記がない移動のみの客船は気にしなくても大丈夫だと思いますが、7泊8日などのクルーズでは2日くらいはフォーマルで、2日くらいは何か白いものなどのドレスコードだったりします。これを見越してフォーマル用、ショーに行っても大丈夫なくらいの服、観光用の服、デッキの水着を4,5着など着替えを準備します。

客室はずっと同じなので大荷物でホテルを移動しなくてもいいのがいいところですが、意外と荷物が増えます。旅先で調達するにも寄港時間は限られていますし、客船内の服は高めなので持っていくのが無難でしょう。

クルーズでの食事と言葉は船籍などによる

クルーズでの食事

クルーズでの食事は、寄港地で食材を調達して、船で料理されます。この船はイタリア船籍なので基本的にはイタリア料理でしたが、寄港地がギリシャになるとギリシャ料理を提供していました。これがアメリカ船籍はアメリカっぽい料理が増えるようです。イギリスよりもイタリア船籍はごはんが美味しいという噂です。

また英語が通じても船籍がイタリアだとイタリア語、フィンランドならフィンランド語など現地語の比率が上がります。

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クルーズのレストラン

クルーズのレストラン

写真はカジュアルなクルーズのメインダイニングです。日本のファミレスくらいはちゃんとしていました。大型船だとカフェ、バー、普通のレストラン、アジアンレストラン、追加料金が必要なレストランなどいくつもお店があります。料金込みのレストランは、ワインボトル1本付きの場合もありましたが、アルコールや凝った飲み物は別料金でした。最初からこの分のポイントを料金に込みにしているプランもあります。

クルーズの寄港地

クルーズ 降りるとき寄港 

乗船時は混んで時間がかかりましたが、寄港地ではパスポートチェックではなく乗船者向けのカードなどで判断するため、乗り降りが比較的スムーズになります。

ただ、大型客船の場合は寄港できるほどの大きな港でないと寄せられないため、小さな港では少し離れたところに停泊します。そこから小さな船に乗り換えて寄港地に降りるのです。この小舟で降りる時は順番待ちです。短時間の寄港になると降りて戻るだけで時間が取られます。さらに大型船より小舟は揺れるのでtravel medicine酔い止めは必須です。

クルーズ終わり 電波と酔い止め

日帰り、3日間ならともかく8日間くらいになるとさすがに陸が恋しくなってきます。

船上の通信は弱い衛星のwifiです。寄港地でwifiを拾うかsimフリーの端末で現地でsimを調達します。simは時間的に厳しい場合もあります。ヨーロッパ在住者は割安なEU内ローミングを使うことが多いです。いずれにせよ普段スマホに慣れている人にとってはとても不便です。

また乗り物酔いしやすい人はずっと酔い止めを飲むことになります。イギリスなどよりもギリシャやイタリアなどの乗船地で買うと比較的安く購入できます。

レストランも寝室も揺れない陸はやはり快適です。しっかり日焼けしてクルーズを満喫した後は、陸の有難みを感じて下船します。

日焼けによる老化 シミシワと欧米人

健康と見栄のために頑張って日焼けした結果、欧米人は中国や日本人などの東洋人よりも日焼けによるspot,stein,wrinke,lineシミシワの影響で一般に老けて見えます。中国人や日本人などの東洋人の日傘や日焼け止めなんて理解不能、といった感じではありますが、日焼けによるシミやシワは欧米人でもやはり気になるようです。

(写真の方は年齢のわりに若くておしゃれで素敵なおばあさまです。)

社会的ブームになったシミシワクリーム

10年ほど前にBBCで効果が証明された市販のシミシワ取りクリームとしてイギリス、アメリカで有名になったものがあります。社会的ブームになり、BBCやCNNのニュースになりました。

庶民派ブランドのクリーム

話題になったのはイギリスで一番メジャーなドラッグストアのBootsのNo.7という庶民派ブランドのクリームです。

イギリスでもアメリカでもニュースに

BBCでの報道
BBC news ‘Proof’ face creams beat wrinkles

アメリカのCNNでもニュースになりました。

CNN- Miracle Anti-Aging Serum 動画3分40秒

記事をよく読むとドラッグストアで買える安価な美容クリームにシミシワに効果があったということで大きな反響を呼んだようです。もちろん全員に効果があったというわけではありませんが。

日焼け狂騒曲 クルーズと欧米人まとめ

日焼けにかける欧米人の熱意と庶民的なクルーズの雰囲気、実は気にしているシミシワなどまとめてみました。日焼けで進む老化を気にしていないのならともかく、そんなに気にしているなら最初から日焼け止めを塗ればいいのに、とも思いますが、文化の違いですね。夏が来たら彼らはまた日焼けにいそしむのでしょう。

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